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2010年5月18日 (火)

普天間日米交渉の行方・5月末の期限の意味~~@matsudadoraemonつぶやき編集

   

5月末という日米協議の交渉期限は、

米国側の予算編成が

6月議会に間に合うようにと

定められたもの。

数日の「ロスタイム」はありうるにせよ

議会予算局も予算書の数字を書き換えるだけでなく

審議用の説明資料も必要。

グアム移転費用など米側予算に関係する部分の合意期限は

動かせない。

米国の予算を必要としないもの、

具体的には海兵隊緊急派遣部隊

(ヘリ部隊・陸上部隊・補給部隊の1セット)の移転先は、

自衛隊基地の再編と国有地の活用でスペースを作るので、

5月末でなくとも2014年以前の部隊移転は可能。

訓練移設も11月のオバマ来日まで

「継続協議」の可能性も出てきた。

問題は「ローテーション基地」。

海兵隊がグアムを極東アジア・太平洋地域の

「地域安全保障のハブ」とする戦略は

鳩山首相もよく理解していて、

「常時駐留なき安保」構想のスタート台だった。

グアムを拠点に日本のローテーション基地を巡回して訓練する。

それは沖縄である必要はないと首相は考えていた。

しかし、最近になって、鳩山首相が

「学べば学ぶほど」と言って考えを変えたのは、

普天間基地にある滑走路の

「隠された機能」を

沖縄に残してほしいと

米側から要請されたからだ。

よしんば海兵隊を全員沖縄から引き上げても、

普天間の滑走路は沖縄本島のどこかに移設して

残してほしいというのだ。

普天間基地の滑走路を沖縄に残す

真の意味は、

海兵隊のためではなく、

嘉手納の米空軍基地の予備滑走路、

第三滑走路としてのものだ。

嘉手納を飛び立った米軍機が、

嘉手納が攻撃されても

無事に戻れるようにするためだ。

家島などの離島の滑走路では継戦能力が失われるので

沖縄本島ということになる。

交渉を通じて米側の本音を引き出したということにはなるが、

鳩山首相は普天間基地の機能の中に

「他の米軍と連携する中で」

沖縄本島からはずせない予備滑走路機能があることを学び、

「すべてを県外とはいかなくなった」事情について、

二度目の沖縄訪問で

もっと率直に自分の言葉で説明するべきだろう。

日米交渉をややこしくしているもう一つの事情に、

辺野古地上案を提唱し、

9月の知事選狙いと囁かれる国民新党の下地氏の動きがある。

首相の代理人のごとく米側と「情報交換」し、

米側の担当者を混乱させた。

首相は彼に何のマンデートも与えていないことは

すぐにバレたのだが・・・。昨日も徳之島へ。

鳩山首相の頭の中では、

当初は「ローテーション基地」は県外でいいだろうと

整理されていた。

首相側近が徳之島入りして調査したのも、

常駐部隊を置く基地としてではなく、

ローテーション基地としてのものだった。

グアムを起点に佐世保と結ぶ動線上に徳之島はあり、

有事の補給・展開基地にできると。

日米交渉の中で、米側が

海兵隊のローテーション基地が

沖縄本島に必要とする説明の報告を聞いて、

海兵隊常駐ゼロでも沖縄に空軍の代替滑走路が

必要というところから首相の考えは変わったように見える。

抑止力はあくまで嘉手納の米空軍。

海兵隊ではない。

それをごまかしていたのでは自民党と変わらない。

ある意味残念だが、

客観的に見て台湾海峡から朝鮮半島まで

カバーする

嘉手納の米空軍は抑止力として

極東アジアの

パワーバランス維持のために、

現実に機能している。

ハーバードの恩師ジョセフ・ナイ教授が

「海兵隊は無くとも嘉手納の空軍があれば

 極東アジアの安全は保てる」と豪語するだけの実力部隊だ。

嘉手納の米空軍の抑止力に頼らざるを得ない現実を踏まえて、

小泉政権以降、

日本政府は、

ステルス戦闘機の嘉手納配備を

求めてきたが、

米側は日本への売却はもちろん

米軍基地への配備も拒んできた。

イスラエルにはステルス戦闘機を売却しているのに。

米国のイスラエルファーストの姿勢は変わらない。

将来的に「国産ステルス」を開発できれば、

嘉手納基地も返還してもらって、

自主防衛の体制を作るという議論は、民主党内に根強くある。

小沢さんも鳩山さんも心情的にはそうだし、

自分もそちら寄りだ。

だが、財政事情からすると優先度は落ちる。

当面は嘉手納存続やむなし。首相の胸中はそんなところか。

宮崎の新田原基地など

南九州分散案を書いたポストの編集に

「あれは海兵隊じゃなくて

 嘉手納の空軍の訓練分散案だよ」

と一応クギを刺しておく。

「新田原にヘリ部隊を置いても

 佐世保のエセックスに降りた時点で燃料切れでは

 使い物にならない。

 緊急派遣部隊は北九州のいくつかの選択肢しかない」と

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