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2012年2月 8日 (水)

今回のソニーのトップ交代は「信賞必罰」「適材適所」という人事の2大要諦を教えてくれた・出井伸之氏の責任も大きい~@yasunori10514立石泰則さんつぶやき編集

ソニーの株価が1500円台までに一挙に浮上した。

一時は、1200円台まで落ち、

もしかしたら1000円を切るのではと

思ったが、

ストリンガー会長の退任を市場が評価した結果であろう。

ストリンガー氏も、まさか株価の低迷の第一の原因が

自分だとは思っても見なかっただろう。

ストリンガー氏の場合、「裸の王様」だったというよりも、

側近を始め彼が信頼する人たちによって

「裸の王様にさせられていた」というほうが適切だろう。

彼自身、少しは自覚はあったと思う。

しかし「事実」を知るのが嫌だったというか、

どうしていいか分からないため、

見て見ぬ振りをしたのだと思う。

だから、ネガティブな記事は読もうとせず、

正しい社内事情も知ろうとしなかった。

取り巻きのポジティブな報道や社内事情を嬉々として

受けいれることで、自分を偽っていたような気がする。

だいたい、

ストリンガー氏の取り巻きや

スタッフにきちんとした

事業戦略を構築できる人材はいなかった。

たぶん、ストリンガー氏は自分が裸の王様にされていることは

自覚していたと思う。

長い取材の結果、そこまで頭が悪いとは思えないからだが。

ただ鏡に映った「裸」の自分の姿を眺めながら、

目の前の衣類、スーツ(エレキ)かカジュアル(エンタ)、

はたまたトレンディ(ネット)なのか決めかねていた。

どの服を着るべきか分からないまま、裸でいたため、

肺炎を起こし病気になってしまい、立ち上がることも

出来なくなってしまった。

そのため、取り巻きや彼の熱烈な支持者と

称する幹部たちは、自分の好きにやるため

「ハワードがエンドース(承諾)している」と言って、

反対を封じ込めた。事態は最悪に。

悪行という意味では、

ストリンガー氏自身よりも取り巻きや

自称信奉者のほうが罪が重いが、

「彼らの自由」を許した経営責任から

免れることはできない。

もうひとり責任を

問うなら、

「もの作り」に

関心がなく、

日本にも住まない

(1カ月に

1週間から

10日程度来日)

人物を

後継者にした

出井伸之氏

だろう

ストリンガー氏は、個人的には

いまでも愛すべき人物だと思っている。

ネアカで周囲を和ませる気配りは、

たえず周囲に緊張感を強いた出井氏と正反対である。

ただ世界に16万人の社員を擁する

ソニーグループを率いるCEOとしては、

適材ではなかったと思う。

有能なスタッフに恵まれなかったし……

今回のソニーのトップ交代は、

きわめてシンプルなことを私たちに教えていると思う。

「信賞必罰」「適材適所」という

人事の2大要諦を堅持しなければ、

組織はもたないし、

企業も発展しないということである。

これは、誰もが分かっていることだが、

誰にでも出来ることではない。そこが、難しいのだ。

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