今回のソニーのトップ交代は「信賞必罰」「適材適所」という人事の2大要諦を教えてくれた・出井伸之氏の責任も大きい~@yasunori10514立石泰則さんつぶやき編集
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①ソニーの株価が1500円台までに一挙に浮上した。
一時は、1200円台まで落ち、
もしかしたら1000円を切るのではと
思ったが、
ストリンガー会長の退任を市場が評価した結果であろう。
ストリンガー氏も、まさか株価の低迷の第一の原因が
自分だとは思っても見なかっただろう。
②ストリンガー氏の場合、「裸の王様」だったというよりも、
側近を始め彼が信頼する人たちによって
「裸の王様にさせられていた」というほうが適切だろう。
彼自身、少しは自覚はあったと思う。
しかし「事実」を知るのが嫌だったというか、
どうしていいか分からないため、
見て見ぬ振りをしたのだと思う。
③だから、ネガティブな記事は読もうとせず、
正しい社内事情も知ろうとしなかった。
取り巻きのポジティブな報道や社内事情を嬉々として
受けいれることで、自分を偽っていたような気がする。
だいたい、
ストリンガー氏の取り巻きや
スタッフにきちんとした
事業戦略を構築できる人材はいなかった。
⑤たぶん、ストリンガー氏は自分が裸の王様にされていることは
自覚していたと思う。
長い取材の結果、そこまで頭が悪いとは思えないからだが。
ただ鏡に映った「裸」の自分の姿を眺めながら、
目の前の衣類、スーツ(エレキ)かカジュアル(エンタ)、
はたまたトレンディ(ネット)なのか決めかねていた。
⑥どの服を着るべきか分からないまま、裸でいたため、
肺炎を起こし病気になってしまい、立ち上がることも
出来なくなってしまった。
そのため、取り巻きや彼の熱烈な支持者と
称する幹部たちは、自分の好きにやるため
「ハワードがエンドース(承諾)している」と言って、
反対を封じ込めた。事態は最悪に。
⑦悪行という意味では、
ストリンガー氏自身よりも取り巻きや
自称信奉者のほうが罪が重いが、
「彼らの自由」を許した経営責任から
免れることはできない。
もうひとり責任を
問うなら、
「もの作り」に
関心がなく、
日本にも住まない
(1カ月に
1週間から
10日程度来日)
人物を
後継者にした
出井伸之氏
だろう
⑧ストリンガー氏は、個人的には
いまでも愛すべき人物だと思っている。
ネアカで周囲を和ませる気配りは、
たえず周囲に緊張感を強いた出井氏と正反対である。
ただ世界に16万人の社員を擁する
ソニーグループを率いるCEOとしては、
適材ではなかったと思う。
有能なスタッフに恵まれなかったし……。
⑨今回のソニーのトップ交代は、
きわめてシンプルなことを私たちに教えていると思う。
「信賞必罰」「適材適所」という
人事の2大要諦を堅持しなければ、
組織はもたないし、
企業も発展しないということである。
これは、誰もが分かっていることだが、
誰にでも出来ることではない。そこが、難しいのだ。
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